【グレード3〜4】トランペット四重奏
亜麻色の髪の乙女は、ドビュッシーの『前奏曲集第1巻』の第8曲におさめられている大変美しい楽曲であります。色彩豊かな音楽を数多く残した彼は、フランス近代の印象派の代表者として多々例に出される作曲家であります。
冒頭の単旋律からもわかるように、曲全体に揺らぎがあるのが特徴で、調性感もあまりはっきりしません。また、曲全体はピアニッシモな雰囲気であり、演奏の際には十分テンポに揺らぎを持たせ、漂うような雰囲気を出してみてください。
28小節目からは、だんだんと遠のいていくイメージでしょう。繊細な演奏を心がけていただけましたら幸いです。
(
市毛啓太)