【グレード3〜4】打楽器八重奏
編成:チャイム、グロッケン、ヴィブラフォン、マリンバ1&2、ドラムセット、パーカッション、ティンパニ
武蔵野音楽大学の打楽器卒業生たちにより毎年開催される、打楽器アンサンブル演奏会の第5 回を記念して作曲をした8 重奏です。プロとして活動する打楽器奏者から普段楽器に触れる機会の少なくなった方まで、様々な卒業生が集まるコンサートのため、難易度はそこまで高くならないように配慮しています。
曲は高らかなチャイムによるオープニングから始まり、明るい第1 テーマが2 回形を変えて現れます。少しだけ哀愁の感じるグロッケンの第2 テーマが聞こえると、各パートの組み合わせにより完成されるパズルのような音楽が出来上がっていきます。
更にほんの少しだけ変化を加えた第1 テーマ、第2 テーマに戻ると一旦曲が区切られ、第1 テーマを用いたゆっくりな部分によりクライマックスを迎えます。
何度も繰り返されるメロディーが、共に長い時間を過ごした仲間と演奏できる喜びを表現しています。希望に満ちあふれたこの曲で、「別れ」ではなく「始まり」を告げましょう。
再び会える日を待ち望んで!
(
嶋崎 雄斗)