【グレード4】打楽器三重奏
楽器編成:マリンバ(A-Cで演奏可能)、シロフォン(またはマリンバの高音)、グロッケン、ヴィブラフォン、和太鼓4台(またはコンガやトムなど4台)、ウィンドチャイム、ゴング、スネアドラム、小物楽器(自由に)
この曲はアンサンブルコンテスト用に作曲した委嘱作品で、「鍵盤楽器と和太鼓を用いた、和風で激しい3重奏を」というリクエストから構想を練りました。和楽器を揃えるのが難しい場合はトムやコンガでの演奏も可能です。
音楽は「舞姫」というタイトルに沿う架空の物語を表現しています。
昔々、あるところに、とても綺麗な姫様がおりました。普段はお屋敷の外に出る事の少ない彼女ですが、物腰は柔らかく、誰にでも優しく、その笑顔はたくさんの人々に元気を与え続けています。
そんな姫様が1年に1度だけ、お屋敷の庭園で披露する舞がもうすぐ行われます。綺麗な着物を纏ったその美しい姿を一目見ようと、多くの人が集まってきました。始まりを告げる太鼓の音に、舞台の扉が開きます…。
曲は静かな前奏から始まり、激しい「舞」をイメージしたテーマ、前奏をモチーフにした終幕部分、の3部から構成されています。基本的にはシロフォンとグロッケンがメロディを担当しますが、それぞれにソロパートやリズムのかけ合い、「ハッ!」といったかけ声もあり、見せどころの多いアンサンブルです。鍵盤楽器もパーカッションも、躍動的に、思いっきり叩いてください!
(
嶋崎 雄斗)